復職への不安を解消する方法

看護師として復職を考えるとき、ブランクが長い人ほど不安が大きいのではないでしょうか。医療技術は日々進歩し、現場での仕事のやり方も年々変化しています。現場を離れて何年も経っているのであれば、自分がやっていけるのか心配するのも仕方がありません。復職に対する不安を解消する方法が3つあります。

まず1つ目は「離職届を提出すること」、2つ目は「看護協会が行っている復職支援研修に参加すること」、3つ目は「アプリを使って勉強すること」です。

離職届を提出する方法ですが、2015年10月より「看護師等の人材確保の促進に関する法律」が改正されました。それにより看護師は離職時に都道府県のナースセンターへ離職届を提出することが努力義務となったのです。離職届を提出することで、都道府県のナースセンターから再就職に関する情報提供や職業紹介をしてもらえるようになります。手続きは、看護師向けの「とどけるん」という届出サイトを利用する、または都道府県にあるナースセンターの窓口に離職届を提出する方法があります。

復職支援研修へ参加する方法では、最新医療に関するセミナーを行ったり、医療機器を使っての演習をしたりして、即戦力になる人材の育成に努めている都道府県の看護協会主催の復職支援研修を利用するとよいでしょう。また、アプリを使って勉強する方法ですが、「ブランクが長いので勉強したいけど、時間がない」という場合には、すきま時間を利用するのがおすすめです。「フルル大辞典」というアプリでは、医学・看護略語、カルテ用語、薬辞典が無料で利用することができます。